世界各国で人気の決済手段は?越境ECでの決済方法の選択

ECコラム


こんにちは。コンサルタントの氏田です。
クレジットカードと現金以外にも、海外にはさまざまな決済方法が存在します。
各国で人気の決済サービスをリストアップすると、以下の通りです。

  • 東南アジア GrabPay (マレーシア等), GoPay (インドネシア)
  • インド Paytm, UPI (BHIM, Google Pay, PhonePe, etc)
  • 中国 Alipay, WeChat Pay
  • 南米 Boleto (ブラジル), Mercado Pago (アルゼンチン等)
  • ロシア Qiwi, Yandex.Money
  • アフリカ モバイル決済 (M-Pesa等)

初めて耳にする決済方法もあるのではないでしょうか?
順番に見ていきましょう!

東南アジア:GrabPay, GoPay

【GrabPay】
GrabPayは、東南アジアを中心に展開しているタクシー配車サービス「Grab」内のデジタルウォレットです。GrabPayを使用すると、Grabのサービス(ライドシェア、フードデリバリーなど)に加えて、パートナー企業の商品やサービスの支払いも可能になります。ユーザーは銀行口座やクレジット・デビットカードをGrabPayにリンクすることで、QRコードでのインストア支払い、オンライン決済、送金などを行うことができます。さらに、GrabRewardsというロイヤリティプログラムも提供されており、GrabPayを使用するとポイントを獲得できます。

【GoPay】
GoPayは、インドネシアを中心に展開しているタクシー配車サービス「GoTo」内のデジタルウォレットです。GoPayは、GoToの各種サービス(ライドシェア、フードデリバリー、洗濯サービスなど)に加えて、さまざまな取引にも使用できます。ユーザーはバンクトランスファーや直接デポジットを通じてGoPayウォレットに資金を追加できます。また、GoPayを通じてユーティリティ支払いや携帯電話のリチャージ、そして他のGoPayユーザーへの送金も可能です。

インド:UPI, Paytm


【UPI】
UPI(Unified Payments Interface)はインドの即時決済システムです。UPIは、銀行口座を直接リンクし、複数の銀行とシームレスに連携して24時間いつでも即時にお金を送受金することが可能です。QRコードをスキャンして支払いを行うこともできます。UPIは多くのインドの銀行とデジタルウォレット、特にPaytmやPhonePeのような大手デジタルウォレットと統合されています。

【Paytm】
Paytmはインドで非常に人気のあるデジタル決済プラットフォームで、モバイル決済、オンラインショッピング、そして各種のユーティリティ支払いに利用されます。ユーザーは自分の銀行口座をPaytmにリンクするか、またはデジタルウォレットに資金を直接ロードすることで、QRコードを使った店頭での支払い、オンラインでの購入、電気代や水道代のようなユーティリティ料金の支払い、そして他のPaytmユーザーへの送金が可能になります。また、Paytmは映画チケット、飛行機の予約、そして携帯電話のリチャージなど、他の様々なサービスも提供しています。

中国:Alipay, WeChat Pay

【Alipay(支付宝)】
Alipayは中国で最も人気のあるデジタル決済プラットフォームの一つで、アリババグループの一部です。ユーザーは銀行口座をAlipayアカウントにリンクし、オンラインやオフラインでの商品・サービスの支払い、ユーティリティの支払い、送金などを行うことができます。また、Alipayはローン、投資、保険などの金融サービスも提供しています。

【WeChat Pay(微信支付)】
WeChat Payは、中国の大手ソーシャルメディアプラットフォームWeChatの内部で使用できるデジタル決済サービスです。銀行口座やクレジットカードをWeChatアカウントにリンクすることで、ユーザーはQRコードを使ってオンラインやオフラインで商品・サービスの支払いを行ったり、他のユーザーに送金したりすることができます。また、WeChat Payもまた、ユーティリティの支払いや他の金融サービスに対応しています。

南米:Boleto,Mercado Pago

【Boleto】
Boleto はブラジルで非常に広く使われている決済方法で、「チケット」という意味です。紙またはデジタルのバーコード付きクーポンを生成し、そのクーポンを用いて銀行、ATM、インターネットバンキング、あるいは小売店で支払うことができます。ブラジルでは約5500万人が銀行口座を持っておらず、またデジタルでの支払いに躊躇する人が非常に多いです。Boletoはいわばプリペイドカードのような「チケット」なので、多くの人々が安心して利用することができます。これは銀行口座を持たない人々や、カード情報をオンラインで共有したくない人々にもアクセス可能な決済方法となっています。
Boletoは1993年にサービスを開始しましたが、現在はブラジル全土で4万以上の店舗で利用可能となっています。

【Mercado Pago】
Mercado Pagoは、現金決済が主流の南米において、メキシコを中心に南米全体で利用されている数少ないアプリ決済の一つです。クレジットカード、デビットカード、銀行振り込み、そして前述のBoleto などの様々な決済方法をサポートしています。また、オンラインショッピングの支払いからユーティリティの支払い、携帯電話のリチャージまで、さまざまな支払いニーズに対応しています。

ロシア: Qiwi, Yandex.Money

【Qiwi】
Qiwiはロシアで人気の電子決済システムで、その中核となるのがQiwi Walletというデジタルウォレットです。Qiwi Walletを使用すると、ユーザーはオンラインショッピングの支払い、ユーティリティの支払い、携帯電話のリチャージ、そして他のユーザーへの送金などを行うことができます。また、Qiwiはロシア全土に広範な自動支払い端末ネットワークを持っており、現金でウォレットに資金を追加したり、直接支払いを行ったりすることも可能です。

【Yandex.Money】
Yandex.Moneyはロシア最大の電子決済サービスで、Yandexというロシア最大のインターネット企業が提供しています。Yandex.Moneyでは、オンラインでの商品やサービスの支払い、ユーティリティの支払い、そして他のユーザーへの送金が可能です。また、Yandex.Moneyは自身のブランドのプリペイドカードを提供しており、これを使用すると、デジタルウォレットの残高をATMから引き出すことや、物理的な店舗での支払いも可能になります。

アフリカ:M-pesa

【M-pesa】
M-Pesaは、特にケニアやタンザニアなど東アフリカを中心に広く利用されているモバイルマネーサービスです。M-Pesa(”M”はモバイルを、”Pesa”はスワヒリ語でお金を意味します)は、モバイル電話を利用して金銭の送受金を可能にします。銀行口座を持たない多くの人々にとって、送金、預金、引き出し、支払いなどの基本的な金融取引を手軽に行える手段となっています。
M-Pesaを使用すると、登録ユーザーは特定のエージェントから現金をデジタルクレジットに変換したり、その逆の取引を行ったりできます。また、M-Pesaの口座間で直接送金を行うことも可能です。これらのサービスは基本的な機能電話でも利用でき、銀行インフラが未発達な地域でも利用可能な決済手段となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ここでは取り上げていない決済方法も数えきれないほどあります。デフォルトのストアで簡単に導入可能な決済サービスから、Shopifyと連携しているその国独自の決済代行会社と契約しないと利用できない決済サービスもあります。
弊社では最適な決済サービスの選択と、導入、運用までトータルでサポートしておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。

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